電力会社の切り替えの流れと理解しておきたいメリット・デメリット

2021.09.12

「電力会社を切り替えたいけど手続きがわからない」「デメリットはないの？」などと感じていませんか。結論から述べると、電力会社の切り替え手続きはそれほど難しくありません。また、多くのケースで、メリットがデメリットを上回ります。そのため電力会社の切り替えはおすすめの選択肢といえるでしょう。

具体的に検討を進めたい方のために、実際に電力会社を変える際の流れや予想されるメリット・デメリット、切り替えに最適なタイミングなどを解説いたします。以下の情報を参考にすれば、検討を進めやすくなるはずです。電気料金が気になる方などは、参考にしてください。

電力会社を切り替える方法

電力会社を変える際の基本的な流れは次の通りです。

【電力会社切り替えの流れ】

電力会社・電気料金プランの比較検討

納得した電力会社の公式サイトから申し込み（電話申し込みなども可能）

切替日の選択

必要に応じて電気メーターをスマートメーターに交換（原則無料交換）

契約開始

手続きの際には、以下の情報が必要です。

【切り替えに必要な情報】

契約中の電力会社名

お客様（契約）番号
供給地点特定番号

以上の情報は、電力会社の検針票または請求書などに記載されています。また、手続きを進めるにあたりメールアドレス・口座情報、クレジットカード情報などが必要になることもあります。ちなみに、現在契約している電力会社の解約手続きは、切替先の電力会社が行ってくれため必要ありません。

※新電力への切り替えや既存契約の解約については、「新電力の切り替え方法は？既存契約の解約についても解説」で詳しく説明しているので、併せてご覧ください。

電力会社を切り替えるメリット

電力会社を変更する主なメリットは以下の通りです。

電気代が安くなる

最も大きなメリットは、電気代が安くなる可能性があることです。新電力の多くが、大手電力会社からの切り替えを促すためお得な電気料金プランを用意しています。具体的な電気料金プランはケースで異なりますが、電気料金を一律で数％安く設定しているプランや使えば使うほどお得になるプランなどがあります。電気代を節約したい方におすすめです。

セット割・ポイント還元を用意している

新電力の多くは、本業と連動させたセット割も用意しています。具体的には、携帯電話やガスなどと一緒に契約すると割引を受けられるセット割引などを用意しているのです。また、新電力の中には、電気代の一定割合をポイントで還元しているところもあります。賢く切り替えれば、非常にお得です。

環境に配慮できる

再生可能エネルギーの利用率が高い電力会社を選ぶことで、環境に配慮することもできます。地球温暖化など、環境問題が気になる方にもおすすめです。

電力会社を切り替えるデメリット

電力会社を変更することの代表的なデメリットは次の通りです。

切り替えに多少の手間がかかる

切り替えには、電力会社のリサーチ、電気料金プランの比較、切り替え手続きなどの手間がかかります。無料で利用できる比較サイトや電気料金シミュレーションサイトを利用すればそれほど手間はかかりませんが、人によってはやや面倒と感じるはずです。切り替えによって得られるメリットとかかる手間を比較して、検討を進めるべきといえるでしょう。

解約すると違約金がかかるケースがある

所定の期間内に解約すると違約金がかかるケースがある点にも注意が必要です。長期契約を条件に割安な電気料金を設定している電気料金プランに多いといえます。電気料金が割安になる点は魅力ですが、切り替えたいときに切り替えられない恐れや結果的に割高になってしまう恐れがあります。電力会社ならびに電気料金プランは、契約内容を確認してから切り替える必要があります。