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季節別・エアコン電気料金の目安と今日から取り組める節約方法
「エアコンを使うようになったけど、電気代はどれくらいかかるのだろう?」と感じていませんか。毎月高額な料金を請求されると困りますよね。心配な方は、エアコンの利用料金の目安と節約のポイントを押さえておきましょう。
このページでは、電気代の計算方法とご家庭の利用料金の目安(夏・冬)、業務用エアコンの利用料金の目安を紹介するとともに、料金を節約するための8つの取り組みを解説しています。以下の情報を参考にすれば、どれくらいの料金がかかり、節約するために何をすればよいかがわかるはずです。エアコンを使い始めてから毎月の利用料金が気になっている方は参考にしてください。
平均的なエアコンの電気代
エアコンを利用すると、どれくらいの電気代がかかるのでしょうか。夏の家庭用エアコン・冬の家庭用エアコン・業務用エアコンに分けて、料金の目安を紹介します。
電気代の計算方法
エアコンの電気代が気になる方は、最初に利用料金の計算方法を押さえておきましょう。計算方法を理解すれば、自分で電気代を求められるようになるからです。エアコンの利用料金は、以下の計算式で求められます。
【電気代の計算方法】
電気代=消費電力(W)÷1000×エアコンの使用時間(h)×電気料金単価(kWh)
例えば、電力料金単価が27円/kWhで、消費電力が680Wのエアコンを8時間使用した場合の電気代は以下のようになります。
【上記条件の電気代】
680W÷1000×8時間×27円/kWh=146円
ただし、正確なエアコンの利用料金を求めることは非常に難しいといえます。エアコンの消費電力は、使用環境により変動するからです。基本的には、室温と設定温度の差が大きくなると、消費電力も大きくなります。あくまでも、目安である点に注意が必要です。
ちなみに、エアコンを1年間使用した場合の電気代は次の計算式で求められます。
【1年間の電気代】
1年間の電気代=期間消費電力(kW)×電気料金単価(kWh)
例えば、期間消費電力が1,000kWhのエアコンであれば、1年間の電気代は以下のようになります。
【上記条件の電気代】
1001kWh×27円/kWh=27,000円
期間消費電力は、エアコンのカタログに記載されています。
夏の家庭用エアコンの電気代
夏の家庭用エアコンの電気代はどれくらいになるのでしょうか。エアコンの対応畳数別に電気代の目安を示すと以下のようになります。
エアコンの畳数 | 標準消費電力 | 時間当たりの電気代 | 5時間使用時の電気代 | 30日間使用時の電気代 |
6畳 | 400W | 10.8円 | 54円 | 1,620円 |
8畳 | 490W | 13.23円 | 66.15円 | 1,984.5円 |
10畳 | 560W | 15.12円 | 75.6円 | 2,268円 |
12畳 | 820W | 22.14円 | 110.7円 | 3,321円 |
14畳 | 880W | 23.76円 | 118.8円 | 3,564円 |
※電気料金単価は27円/kWhで計算。
実際の電気代は、使用環境で異なります。
冬の家庭用エアコンの電気代
冬の家庭用エアコンの電気代を、対応畳数別に示すと次のようになります。
エアコンの畳数 | 標準消費電力 | 時間当たりの電気代 | 5時間使用時の電気代 | 30日間使用時の電気代 |
6畳 | 430W | 11.61円 | 58.05円 | 1,741.5円 |
8畳 | 500W | 13.5円 | 67.5円 | 2,025円 |
10畳 | 680W | 18.36円 | 91.8円 | 2,754円 |
12畳 | 890W | 24.03円 | 120.15円 | 3,604.5円 |
14畳 | 920W | 24.84円 | 124.2円 | 3,726円 |
※電気料金単価は27円/kWhで計算。
具体的な電気代は、使用環境により異なります。
業務用エアコンの電気代
業務用エアコンの電気代も、家庭用エアコンと同じ計算式で求められます。ただし、エアコンが、畳数ではなく空調能力で区分される点に注意が必要です。業務用エアコンの電気代を空調能力別に示すと以下のようになります。
【冷房使用時】
冷房能力 | 標準消費電力 | 時間当たりの電気代 | 10時間使用時の電気代 | 30日間使用時の電気代 |
2.8kW(10畳相当) | 550W | 14.85円 | 148.5円 | 4,455円 |
3.6kW(12畳相当) | 825W | 22.275円 | 222.75円 | 6682.5円 |
4.0kW(14畳相当) | 965W | 26.055円 | 260.55円 | 7,816.5円 |
5.6kW(16畳相当) | 1,500W | 40.5円 | 405円 | 12,150円 |
※電気料金単価は27円/kWhで計算。
【暖房使用時】
暖房能力 | 標準消費電力 | 時間当たりの電気代 | 10時間使用時の電気代 | 30日間使用時の電気代 |
2.8kW(10畳相当) | 510W | 13.77円 | 137.7円 | 4131円 |
3.6kW(12畳相当) | 660W | 17.82円 | 178.2円 | 5,346円 |
4.2kW(14畳相当) | 825W | 22.275円 | 222.75円 | 6682.5円 |
5.0kW(16畳相当) | 1,060W | 28.62円 | 286.2円 | 8,586円 |
※電気料金単価は27円/kWhで計算。
業務用エアコンの具体的な電気代も、使用環境により異なります。
エアコン電気代の効果的な節約方法
続いて、エアコンの電気代を節約する方法を紹介します。
設定温度を過度に高く/低くしない
エアコンの電気代は、室温と設定温度の差が大きくなると高くなります。室温を下げるため、あるいは上げるため、たくさんの電力を使用することになるからです。したがって、設定温度を見直すと電気代を節約できます。環境省が運営する「COOL CHOICE」によると、冷房時は設定温度を1度高くするだけで約13%、暖房時は設定温度を1度低くするだけで約10%も消費電力を抑えられます。[1]具体的な節約金額の目安は以下の通りです。
【設定温度の変更による節約金額の目安】
- 外気温31度の環境で設定温度を27度から28度に変更して1日あたり9時間使用(エアコンは2.2kW):年間820円の節約(30.24kWの節電)[2]
- 外気温6度の環境で設定温度を21度から20度に変更して1日あたり9時間使用(エアコンは2.2kW):年間1,430円の節約(53.08kWの節電)[3]
扇風機で冷たい風を循環させる
エアコンと扇風機またはサーキュレーターを併用することでも電気代を節約できる可能性があります。室内の空気を循環させて、冷房効率・暖房効率を高められるからです。具体的には、部屋の床付近に留まっている冷たい空気や天井付近に留まっている温かい空気を循環させられます。部屋の空気をまんべんなく冷やせるため、温めるため、冷房効率や暖房効率が高まるのです。ちなみに、部屋の空気を循環させたい場合は、広範囲に風を送る扇風機よりも真っすぐ風を送るサーキュレーターのほうが適しています。
電源のON/OFFを頻繁に行わない
使用環境によっては、エアコンの電源をこまめに付けたり消したりしないほうが節約につながることがあります。電源を消している間に室温が上昇または下降すると、室温を再び下降または上昇させなければならないからです。設定温度を維持するよりも多くの電力を使用するため、電気代は高くなります。電源を消す最適なタイミングはケースで異なりますが、一般的には30分以内の外出などであれば付けっぱなしで出かけたほうが節約になると考えられています。
室外機を掃除する
室外機の掃除も電気代の節約につながります。室外機が汚れるとエアコンの運転効率が悪くなってしまうからです。定期的に室外機の裏の汚れや排水ホースに溜まったゴミなどを取り除く必要があります。また、室外機周辺の環境にも気を付けなければなりません。室外機周辺にモノを置いていると、熱を効率よく逃がせないからです。モノを置いている場合は、移動させて片付けましょう。
フィルターを掃除する
エアコン内部のフィルターを定期的に掃除することでも、電気代を節約できる可能性があります。フィルターが目詰まりすると、エアコンの運転効率が低下してしまうからです。フィルターをきれいな状態に保つことで、無駄な電力消費を抑えられます。掃除の頻度は2週間に1回程度が目安です。定期的に掃除を行うことで、冷房使用時は4%程度、暖房使用時は6%程度、消費電力を抑えられます。
自動運転モードにする
エアコンの自動運転モードの使用も、電気代の節約につながる可能性があります。風向や風量を自動調整することで、設定温度まで室温を素早く下げてくれるからです。自分で風向や風量を設定するときよりも、効率が良くなるため電気代を節約できる可能性があります。リモコンのボタン1つで取り組める節電方法なので、電気代が気になる方は試してみるとよいでしょう。
最新機器に買い替える
エアコンの電気代を節約する最もお手軽な方法は、最新の省エネエアコンに買い替えることです。2010年の平均的なエアコンと2020年の省エネタイプエアコンを比べると、消費電力は後者の方が12%(消費電力量923kWh/年から815kWh/年に減少)も少なくなっています[5]。年間の電気料金に換算すると、節約額は2,920円です(電気料金単価27円/kWhで計算)。手間をかけずに電気代を節約したい方は、最新省エネタイプエアコンに買い替えるとよいでしょう。
電力会社や契約プランを見直す
以上のほかでは、電力会社・電気料金プランの見直しも節約につながる可能性があります。新電力の登場により、様々な選択肢が生まれているからです。具体的な電気料金はケースで異なりますが、大手電力会社と新電力を比べると電気代は新電力のほうが安い傾向があります。電気代が気になる方は、乗り換えを検討するとよいかもしれません。
除湿は節電に効果的?
節電目的でエアコンの除湿を使用している方は多いはずです。除湿は節電につながるのでしょうか。
結論から述べると、節電につながるとも節電につながらないとも言えません。ケースにより異なる理由は以下の2つです。
【ケースにより異なる理由】
- 除湿にはいくつかの種類がある
- エアコンの消費電力は設定温度や使用環境で異なる
除湿には、除湿で冷えた空気を温め直して使用する再加熱除湿と除湿で冷えた空気をそのまま使用する弱冷房除湿などがあります。消費電力は、大きい順で再加熱除湿・冷房・弱冷房除湿になります。再加熱除湿は消費電力が大きいといえますが、実際の消費電力は設定温度や使用環境からも影響を受けます。したがって、節電につながるとも節電につながらないとも言えないのです。湿度が高い日は除湿、気温が高い日は冷房などのように、目的に合わせて使い分けるとよいでしょう。
エアコンの電気代が気になるときは電力会社を見直し
エアコンの電気代について解説しました。電気代が高いと感じている方は、紹介した節約方法を試すとともに、電力会社・電気料金プランの見直しも進めてみてはいかがでしょうか。電気代を大きく節約できる可能性があります。
電気代を安くしたい・電力を切り替えたい方はシーラパワーへ是非お問い合わせ下さい。
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